脱がない男

なんというか…木原音瀬はチャレンジャーだよね!
デブ受もアレだけど、今回は睾丸が片方しかない人が受です。
顔が良くて仕事もできるけど、それがコンプレックスという受。
やっぱり完璧な人より、どこか弱いところがある人の方が良いってことですか? …と、無理矢理まとめてみる。
まあ、正直、そんなに簡単にノーマルだった受が、簡単に落とされていいの?とは思った。
面白いし、印象には残るけど、そこにモエがあるかというと、ないかも…。だって、藤原(片タマな美貌の上司。受)はともかく甲斐谷(平社員の主人公。攻)が好きになれない。冷静に考えると、わりと最低なヤツじゃない? 
木原作品に最低なヤツはたくさん出てくるけど、それは作者自身が「最低なヤツを書こう!」と思って書いてると思う。でも、これは藤原を「性格が悪いヤツにしよう」と思って書いてるのはわかるんだけど、たぶん甲斐谷のことはそんなに意識しないで書いてるんじゃないかなぁ? あくまでも、私の予想で、全然違ってたらごめんなさいだけど…。
私は甲斐谷の方が最低でどうしようもないヤツだと思うよ。仕事に身は入ってないし、すぐに脅すし、身体ばっかり先行してるし。